予算70万円。世界一周記

予算カツカツお腹ユルユル大学生が海外へ行きます。

総移動時間53時間。インド(第六カ国目:インド)

 

 今回はバックパッカーの聖地、インド編

 

コルカタ→デリー→アーグラー→デリーと移動していきます。

 

一日目

 

昨日の夜9時に出発したバスは、コルカタへ朝9時着の予定でした。

 

が、

 

遅延に遅延を重ね着いたのは夕方5時。しょっぱなから20時間のバス移動になってしまいました。これかインドか。。

 

本当はこの日に観光しようと考えていましたが、あえなく断念。

 

着いてからは予約していたホステルへ向かい、次の日のデリー行き寝台列車を予約して就寝。移動日はやることがない。 

 
二日目

 

泊まったホステルのベッドが思いの外寝心地良く、快眠。気持ちのいい朝です。

 

ゆっくり朝食を食べて、12時30発の便に向けて支度を済ませました。コルカタでは何もしなかったため思い入れもありませんが、ダッカに比べると西洋風の建物が並ぶ綺麗な街だったように感じます。

 

市内で最も大きなシアルダー駅は宿から1kmの場所に位置しています。7ルピーのバスに乗車し駅へLet's Go。

 

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駅内外には売店がところせましとならんでおり、乗客は長時間の移動に備えて食料、トイレットペーパー、飲み物などを購入します。僕もサモサという固めのカレーパンを三つ買いました。(45ルピー)

 

電車に乗る準備も済み、残り40分を切っているので、自分の乗車位置に並ぶことにしました。外見から想像出来るように、駅構内も非常に広いので、プラットフォームを探すの一苦労です…というか中々見つからない。

 

10分探しても見つからなかったので、隣の人に聞くと、

 

「この駅には君の電車はない。ハウラー駅に行け。」

 

 …!?

 

 

そうなんです。コルカタにはハウラー駅というシアルダー駅同様大きなハブ駅がもう一つ存在し、僕の取ったチケットはそっち発の便でした。二つの駅は5kmほどしか離れていないものの、駅間を結ぶ道が常に渋滞しています。

 

残りは25分、微々たる可能性に賭けタクシー乗り場へ向かいます。ぼったくりタクシーの運転主に「金は言い値でいいから出来るだけ早く行ってくれー!!」と伝え急いで向かいました。

 

しかし、努力も虚しくMisstrainです。正直、まだ観光もしていないし、もう一泊伸ばしてコルカタを観光してもいいのではないかと考えたものの、既に29日デリー発パリ行きのチケットは取得済み。今日のうちにデリーへと向かわなければならない状況。

 

そうなれば、モタモタ後悔してる暇なんぞ無い。急いで次の便を探さねば!

 

市内にある外国人旅行客専用窓口まで駆け足で向かい、今日18時発のチケットを無事ゲット。もう同じ失敗は繰り返したくなかったので、チケットカウンターのスタッフに

「これはシアルダー発だよね?本当?もう一回聞くけどシアル…」と何回も聞きなおしました。笑

 

列車は時間ぴったりに駅に到着。ようやくデリー行きの電車に乗車です。

この旅行始まって以来の寝台列車に興奮。

 

今回乗ったのは三等列車

 

 

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三段のベッドになっており、チケット購入時に座席が指定出来ました。僕はプライベートが守られている一番上に。

 

値段は2700円です。17時間の寝台列車旅がこの値段だと考えれば安いほうです。しかもご飯もしっかり付いてくので、安い方ではないでしょうか。

※ここのサイトがわかりやすいです。

【図解】インドの寝台列車、2等と3等を比べてみました! – インド号

 

シーツや枕などを準備していると、夕食が到着。ご飯は基本的に二種類のカレーに薄いナンが付いた献立で統一されています。画像のように食べる時は少し窮屈ですが、身体を上手くたたむスタイル。この表情に意味はありません。

 

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ご飯食べながら隣の乗客と話し、食後はぐーたらして寝ました。横になって寝れるし夜行バスより何十倍もGOOD

 
二日目

 

朝起きて食事を取り、ふと気付きました。

 

列車のスピードがかなり遅くなってる。

 

昨日はあんなに飛ばしてたのにも関わらず、この時はミャンマーの電車並みの遅さ。

 

これはもしや、と嫌な予感がし、乗客に聞くとその予感は的中。

 

 

現在、霧が原因で4時間遅延しており、今後この遅れが伸びるかもしれないとのことです。

 

 

前々からインドでの遅延話は聞いており、覚悟していたものの4時間は少し長い…。

 

ただ、他の旅行客に聞けば、22時間、30時間遅れたということも現実に起こっているらしいので、まだ許容範囲ですね。インドで長距離移動を考えている人は一日、二日余裕をみておいた方がベタかもしれません。

 

結局、列車は8時間遅れでデリーに到着。人生初の寝台特急計26時間の大移動となってしまいました。

 

前日の18時30分に出発しているので、デリーに着いた時には既に20時30分。ホステルに着き、次の日アーグラー行きのチケットを予約して眠りにつきました。夜行バスの時と同じスケジュールです。こうして一日が移動で終わっていく…。

 

 

 
三日目

 

気付けば観光出来るのはこの日だけになってしまいました。インドに来る前からタージ・マハルには絶対に行くと心に決めていたので、今日はタージ・マハル編です。

 

しっかり、早朝5時に起床し、宿を出発。6時発の列車に乗り込みました。

 

デリーからタージ・マハルのあるアーグラーまでは約2時間。早朝の車窓からはサンライズが望めました。朝日が霧に反射して淡い光が空を照らす幻想的な光景。

 

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到着した途端にタクシードライバーからの勧誘ラッシュ。一番手ごろそうな人を選び、周りの客とシェアして乗りました。四人で乗ったので一日貸切250ルピー。画像がそのタクシーです。

 

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 アーグラーにはタージ・マハルに加えて、アーグラー城というもう一つの世界遺産があり、この二つを周遊するのが定番です。入場料は500ルピー(約840円)、ちょっと高いかな。

 

外装はかなり豪華な赤レンガ作りになっており、周りの比べてもかなり異質な印象を持ちました。大きさも東京ドームくらいはありそうです。 

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なんと画像が外装までしかない…。すみません。なんと、外観に反して内側は白の大理石で作られてます。中央には大きく隅々まで手入れの施された庭があり現代建築と言われても何も違和感ありません。インドにいるにもかかわらず、ここまで綺麗で清潔感のある建物を見ると不思議な気分です。ここは入場料払う価値アリ。

 

 

次に向かうのは勿論、タージ・マハル

 

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これ巨大なお城に見えますが、実はお墓なんです。昔の王様が大好きだった愛妃の死後に建造したとのこと。

 

愛の大きさを建物で表現してしまったのか、それとも自分の権力を示したかったのか。

 

どちらにせよ、僕が彼女なら「いい迷惑!静かに眠らせろ!」と文句をつけたくなってしまう。。何事も相手の意思を汲み取り自分本位にならないことを忘れたくないなと何故か自分を戒めてしまいました。

 

ちなみに、個人的には都会よりは景色のいい田舎で安らかに眠りたい派です。

 

この後はあたり周辺をブラブラしてから、同じ電車で帰宅。宿に戻ったのは20時でした。

 

帰ってから一つ問題に気付きました。

 

飛行機の出発が明日の朝6時。

 

この時間に間に合うためには早朝に宿からタクシーを使うか、今日の終電で空港に向かい、そこで朝の二択です。迷った挙句、僕はコストの安い後者を選びました。

 

地下鉄でデリー・ガンディー空港に行き、ベンチで夜を明かします。

実はここ世界でトップレベルに評判がいい空港です。

 

チェックインを済ませラウンジに入ると、

 

高級クラブに置いてそうなお高いソファがいくつもあり、

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ついつい手に取ってしまう種類豊富なアルコールが陳列され、

 

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インドの生活とはかけ離れた豪勢で洋風な朝食が並んでいました。

 

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もしトランジットでこの空港を使用する機械があればラウンジをオススメします。

 

 

そして、いよいよパリ行きの飛行機へ。これからトランジット22時間(乗換え)を含めた31時間のフライトになります。

 

 

 

約一ヶ月に渡ったアジア編はここで終わり。舞台はいよいよヨーロッパへ。

 

 

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総括

 

正直インドは移動メインの地点かつ目的もタージ・マハル以外無かったため、思い出はありません。よく汚い国と表現されるこの国ですが、僕の見る限りバングラデシュやミャンマーの方よっぽど汚いと感じてしまいました、あくまで主観ですが。僕が訪れた都市はどこも観光地化が進み、滞在し易かった。物価も安くて美味しいご飯が食べれるインドは僕の想像よりもずっといい国。次行くなら南部のIT街やムンバイあたりを周遊してみたい。

 

アジア所感

 

ようやくアジア編を終えました。(遅くなってすみません)この地域は発展途上が一つキーワードとし記事を書いてきました。実際に訪れて感じたことは、都市部の発展具合と比較した地方部の格差。そして文化、倫理、マナー教育の遅れかなと。ブログ中で何回も述べている通り、首都部は東京や大阪、名古屋と比べても大差ないほど発展しています。特にバンコクホーチミン、デリー。ただ、ひとたび都市から30分電車に乗れば、商店すら一つも無い田園広がる田舎を裸の少年が歩いている姿など確認でき、格差を如実に表しているなと。マナーに関してはゴミを道端に捨てたり、列に割り込む人、信号無視など、日本人の僕からすると少し気になる点が多かった。移民受け入れのことが議論されている昨今、このような人達が日本に来ると、僕達は少し距離を置いてしまいそう。これが正直な印象です。(そうじゃない人も沢山いる)この先グローバルな社会に適応するには日本に合わさせるのではなく、僕達側から寄り添っていく努力をすることが大切なのかもしれないなあと感じました。

 

 

 

 

家計簿

 

 

12/25

シムカード

420円程度(250ルピー)

タクシー

170円程度(100ルピー)

バス

10円程度(7ルピー)

ビール×2

340円程度(200ルピー)

夜ご飯

235円程度(140ルピー)

3Aチケット(コルカタ→デリー)

4380円程度(2600ルピー)

宿

675円程度(400ルピー)

total

6230円程度(3700ルピー)

12/26

バス

10円程度(7ルピー)

シンガラ

40円程度(25ルピー)

トイレットペーパー

40円程度(25ルピー)

タクシー(シアルダ→ハウラー)

675円程度(400ルピー)

バス

10円程度(7ルピー)

タクシー(ハウラー→GGバック)

505円程度(300ルピー)

3Aチケット(コルカタ→デリー)

4715円程度(2800ルピー)

ウェットティシュ

35円程度(20ルピー)

total

6030円程度(3580ルピー)

12/27

宿

840円程度(500ルピー)

ビール

505円程度(300ルピー)

335円程度(200ルピー)

電車のチケット

4210円程度(2500ルピー)

total

5890円程度(3500ルピー)

12/28

タクシー

420円程度(250ルピー)

お城

840円程度(500ルピー)

タージマハル

1680円程度(1000ルピー)

荷物置き

70円程度(40ルピー)

昼ごはん

80円程度(50ルピー)

夜ご飯

200円程度(120ルピー)

シャトルトレイン

170円程度(100ルピー)

total

3460円程度(2055ルピー)
 

 

アジア編これにて終了。いよいよヨーロッパ!!!

 

ではでは