マイナス20度。ソフィア(第八カ国目:ブルガリア)
あれ、猛烈な雪が降ってるぞ…
今日からブルガリア、人生初の東欧です。
午後9時に出発した飛行機は悪天候のため上下左右に揺れるわ、いきなり電気は消えるわで「死」という文字が何回も頭をよぎるフライトだったものの、午後11時30分にブルガリアのソフィア国際空港に到着。
着陸後乗客全員が拍手し、カップル達はキスしまっくてたので、おそらく乗り慣れているヨーロッパ人にとっても異常自体だったのでしょう。
とりあえず、無事に着いてホッとしました。
荷物を受け取って外へ出るものの、外は猛烈な吹雪。
一度出たものの、一旦戻る。
でも、今日のホステルは既に予約済み。空港から脱出しなければ、、、
足取りは重く、時間はかかりましたが、ようやく空港の外へ。
タイツ二枚履き、スウェット、ジーパン、ヒートテック、フリース、ダウン、マウンテンパーカーのフル装備で寒さに備えたおかげで、寒さは大分軽減されました。
宿近くまで行きそうなバスを捕まえ、乗車。
下車してからは極寒の地を1kmトボトボ歩きます。中には凍っている場所もあるため、慎重に着地ポイントを選びながらの歩行です。完全に牛歩状態でした。
やっとの思いで着いたホステルの中は暖かくて天国でした。
いやぁ、、、天国だった。
風呂にも入らず次の昼まで爆睡。
起きて、一旦外へ出て状況を確認します。
やっぱり吹雪です。
行動するも何も、道路は雪で埋まってるし、何より寒いし、おかげで体調は悪いし、、
ということで、今日は引き篭って情報収集。
まず調べたのは、昨日の気温。そこで驚きました。なんと昨日晩の気温はマイナス20度。リアル冷凍庫です。築地にある魚保管用の冷凍庫と気温同じです。
バルセロナの昼間が17度だったので、気温差37度の計算になります。
実は、ブルガリアに訪れるのを決めた理由はバルセロナからのチケットが安かったためです。他の東欧諸国に行くには5000~10000円かかるところ、ソフィア行きはなんと3000円。破格だったため、チケット購入に踏み切ったものの、安かった理由はこの気温差だったのかもしれません。
このさむーい外温に反してシャワーが暖かいのがこのホステルのいい所。思い返せば、日本にいた頃も湯船の中でアイスを食べることや雪の日に入る露天風呂が好きでした。同じような感覚のような、そうじゃないような。
シャワーで少しカラダを温めてから、近くのスーパーへ。なんとビールが2リットルペットボトル一杯に入って200円。パスタ諸々買っても合わせて500円。
比較的、物価が高いと言われがちなヨーロッパも東欧は全く別物。東南アジアと同じ感覚で何でも買えるため、貧乏旅行者にはありがたい。
そして、帰ってきてから情報収集。
夜になると、料理、食事、片付け、ホステルの人達と会話。
そして就寝。
なんとこれが四日も続きました。笑
これには航空券の関係や、キャッシュカードの再発行手続きなど、諸々の事情があったのですが、さすがにもう少し外出するべきでした。とはいえ寒いので身体的に長時間外出はキツいのですが、、、
最後の一日は運よく晴れたので、現地の無料観光ツアーに参加しました。
ブルガリアは旧ソ連領のため、文字、文化、建築など随所に影響を受けている姿が見受けられます。この国の建築に関しては無機質でデザイン性の低い建物が多く、他の欧州諸国の人から見ると"つまらない"建築らしいです。
実際、バルセロナ、パリらの建物と比べると装飾の数が違います。
これらの建造物を回っている時には、ガイドの方がしっかり説明してくれるのですが、正直寒すぎてそれどころじゃありません。スニーカーに覆われた足は凍死寸前。
自動販売機も雪のせいで動いていません。
では、さらっとソフィアの名所紹介。
こちらは政府系の機関、ホテル、カジノが入った中心街のランドマーク的な建物
テナントが空いてたから全部入れちゃった。みたいな感じですかね、不思議な組み合わせです。
入り口には武装した門番の方が立っていました。寒い中ご苦労さまです。
この建物の内部にあったのが、
聖ゲオルグ教会
真ん中にあるレンガ造りの建物が本体。ブルガリア聖教の教会です。手前の雪が積もっているスペースは古代ローマ時代の浴場跡になっているらしい。
奇蹟者聖ニコライ聖堂
こちらはロシア聖教会の建物。なんだかミニチュアにして部屋に飾っておきたいデザイン。可愛いです。
最後はアレクサンドル・ネフスキー大聖堂
ブルガリア正教会の大聖堂で、正教会の中では世界最大級とのことです。雪で覆われた教会は美しく、太陽の光りが反射し輝いて見えます。
ツアーの終盤は寒さも限界を超え、終了後は宿へと直行。浴室では暖かいシャワーが僕を迎えてくれました。もうソフィアで思い残したことはない。
次は暖かい春から夏にかけての期間に訪れたいです。笑
次回からギリシャのアテネ編に移ります。二年前経済危機が怒りましたが、EUからの支援策を受け入れることにより、難を逃れたことは記憶に新しいです。
はたして現在はどうなっているのでしょうか。
総括
ブログ中何度も言ったとおり、ブルガリアの感想は"寒い"が第一。その次は"安い"です。実は2007年からEUに加盟しているのにも関わらず、使用されている通貨は「レブ」と言われる現地通貨。それが要因で物価が非常に安く、一食あたり100~200円で済ませられます。
観光客には嬉しい物価の安さも、現地人にとっては悩みの種。EU加入を機に優秀な人材は高給を求めて他国に流れるそうです。そう考えると、琴欧州が日本に来たのは優勝すれば一攫千金のジャパニーズドリームを夢見て来ていたのもしれません。
東欧の中には流量に喋る人も多数いるので、そのような人達がもっと日本に来て英会話講師なんてすれば…なんて思ったりもするのですが、どうでしょう。笑
兎にも角にもブルガリア含め東欧諸国は夏に行くのが絶対いいと思います。間違って冬に行くと、僕のように外に出ることさえ難しい状況になるかもしれません。もしブルガリアに訪れる予定のある方はお気をつけて。
家計簿
1/10
サンドウィッチ
95円程度(1.5レブ)
ケバブ
190円程度(3レブ)
飛行機(ソフィア→アテネ)
3035円程度(27ユーロ)
飛行機(アテネ→ローマ)
4860円程度(40ユーロ)
飛行機(ミラノ→バルセロナ)
4615円程度(38ユーロ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
13525円程度(4.5レブと111ユーロ)
1/11
サンドウィッチ
95円程度(1.5レブ)
食料(パスタ、トマトソース、水)
435円程度(7レブ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
1260円程度(8.5レブと6ユーロ)
1/12
サンドウィッチ
95円程度(1.5レブ)
夜ご飯
250円程度(4レブ)
ビール
125円程度(2レブ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
1200円程度(7.5レブと6ユーロ)
1/13
ツアー(チップ)
185円程度(3レブ)
サンドウィッチ
95円程度(1.5レブ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
1010円程度(4.5レブと6ユーロ)
1/12
サンドウィッチ
95円程度(1.5レブ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
825円程度(1.5レブと6ユーロ)
1/13
サンドウィッチ
95円程度(1.5レブ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
825円程度(1.5レブと6ユーロ)
1/14
肉、ミートソース
500円程度(8レブ)
ビール
125円程度(2レブ)
髭剃り、フォーム
185円程度(3レブ)
宿
730円程度(6ユーロ)
total
1540円程度(13レブと6ユーロ)
1/15
水
125円程度(2レブ)
タクシー
745円程度(12レブ)
total
870円程度(14レブ)
ではでは