世界三大瀑布ヴィクトリアの滝(第16カ国目:ジンバブエ)
三日目
長いバス移動と寝台列車を乗り継いで24時間。やっと着いた街
「Victoria Falls」
着いたのはいいものの、ジンバブエの洗礼をくらいます。寝台列車で寝てる間に何者かにスニーカーを盗難にあってしまいました。予備のスニーカーなんぞ持ってるわけもなく、今後の旅はサンダルだけで生活しなければいけないことが確定。
昨晩は二段ベッドの上で寝ておりスニーカーは下段の下に隠しておいたのですが、それでも取られるとは…。色んな場所で履き続け、何ならう○ちだって踏んだ汚いあのスニーカーを取ってどうするんだろうか。
幸い、この先は南米と北米に行く予定だしそんなに期間もない。気温に関してはアメリカさへ我慢すればスニーカーで行ける気がしたので、とりあえずオッケー。
警察所で盗難証明証だけもらって今日の宿へ。
シャワーを浴び、服を着替えたところで足の違和感に気付きます。
写真じゃ伝わりにくいものの、実際には足中に赤い虫刺され跡がありました。超絶痒い。この後掻きすぎて血が出てしまう箇所もありました。絶対ハラレの宿のせい。
荷物だけ置いてとりあえず、昼ごはんを買いに出かけました。
ジンバブエのご飯は美味しいものと不味いものの味がはっきりしていて、毎食選ぶのも一苦労です。ハラレで食べたハヤシライスからあまり美味しい食べ物に出会えていなかったため、今回はKFC。どこの国に行ってもあるし、安定の美味しさを提供してくれるここには本当に感謝しています。
昼ごはんを食べてから少し時間に余裕があったので、今日で滝まで行っちゃうことにしました。宿から徒歩20分。
ヴィクトリアの滝は幅1.7kmの巨大な滝で離れた場所からでもその水しぶきは確認することの出来るほど、水の量も多く非常に迫力のある滝です。入り口を過ぎ林道を進みます。
そして滝とご対面!
小学校の林間学校の時に行った日光で初めて華厳の滝を見た時もその大きさに衝撃を受けた覚えがありますが、今回ばかりは桁違い。
「うぉぉぉぉぉ」
「すげげげげええええええ」
一人で歓声を上げるほど感動しました。
他の場所から見てみると
水しぶきが凄すぎてもはや豪雨状態でした。。
海パンと速乾Tシャツを着てなければ、次の日着る服は無くなってました。危ない危ない。
宿に戻り濡れた衣類を干そうとしていると、日本人らしき男性と女性を発見。しかも同じ大学生くらいの見た目だったので、話しかけてみると、、
この二人組はなんと自分の大学の先輩で、卒業旅行としてここに来ていました。まさかアフリカのジンバブエで出会うなんて思ってもいなく、お互い意気投合。夜は一緒にご飯作ってお酒を飲みました。
何故ここなのか聞いてみたところ、二人は休学してワーホリに行っていたそうで、卒業旅行も海外で、しかも変わった場所が良かったということで、ジンバブエに決めたと教えてくれました。
そして忠告されたことが一点。「休学するとマジで友達いなくなるから覚悟しとけよ」と言われました。想像していたけど、いざ先輩から言われるとその重みが違います。
四日目
本日は夜の寝台列車で来た道と同じルートを通りブラワヨまで帰ることにしました。そこから目指すはケープタウン。喜望峰のあるアフリカ最東南端の地域で、ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を開拓するときに訪れた場所としても有名です。
朝、先輩達はザンビアの方へと向かうため、宿を出発しました。
無事に帰ってきてくださいー!
夜まではチケットの予約やブログなど宿内で過ごし、列車の時間を待ちました。
予定時刻の1時間前に出発。一昨日、スニーカーを盗まれたジンバブエ鉄道に乗車します。用心深く。
この時は、夫婦で世界一周をしている日本人の方とたまたま出会い、列車内にあるバーで飲みながら一夜を過ごしました。偶然にも南アフリカのヨハネスブルグまでルートが一緒らしいので行動を共にすることに決定!
夜中に乗っている電車が像を轢いてしまうハプニングもありましたが、無事到着です。
バスに乗り換えヨハネスブルグを経由し、ケープタウンへと向かいます。総移動時間は60時間。気合入れ直さないと、、
総括
初のアフリカということで、来る前は死の危険ばかりしていましたが、終わってみれば特にコレといった危険も無く無事に終えることが出来ました。僕の思うに日本人からするとアフリカはイメージが先行しすぎてしまう国というか、「サバンナがあって、ジャングルがあって、民族衣装の部族がジャンプしてて」みたいなことを想像する人が多い気がします。自分も行く前には相当な田舎と大自然を想像していました。
実際、ハラレに行ってみるとそこには高層ビルがあって、スーツ着たビジネスマンが歩いていて、普通の都市だったように感じます。片やバスで都市から離れるとイメージ通りの何も無い牧草地帯があったりもするわけです。
確かに、海外の方から日本はハイテクノロジーの国と言われているものの、行く場所が秋葉原ではなく鹿児島だと想像とのギャップに驚きます。それと同じ現象が起こってると考えれば普通のことなのかもしれない。
どんな国にも人にも固定概念から入ってはいけないなーと感じたジンバブエでした。
トイレ
とうとうやってきました。
草むらです。
雄大なアフリカの大地に向かって豪快にする爽快さは少し癖になります。なお大きい方は隠れてします。ティッシュを持参しないと大変なことになるので皆さん気をつけてください。。
家計簿